デザインマネジメント工学研究部会

活動内容

高度成熟社会がもたらした諸問題が山積し顕在化してきました。これらの諸問題を解決するには、新しい科学技術やそれらによるモノや施設(環境)を単に開発するだけではなく、人々のライフスタイルをはじめとする社会システムの変革という困難な課題に取り組まねばなりません。デザインマネジメント工学部会の目指す方向は、21世紀の人工物、すなわちモノ、環境、情報とさまざまな社会システムがいかにあればよいのか、という課題を中心に取り組み、研究することにあります。
これは、「感性工学」という枠組みを越えている。また、部会の具体的な方向が見えない、と考えられるかもしれません。しかし、われわれは感性工学が単に「感性」のみを問題とするのではなく、感性を含めた広い意味でのデザインやそのマネジメントを通して社会の中での多くの課題について、より総合的、複合的にとらえることであるとし、部会の目指す方向としています。

代表者:木谷 庸二(京都工芸繊維大学)

連絡先:kitani@kit.ac.jp