第26回日本感性工学会大会
プログラム

大会次第

※確定プログラムを公開しました。お気づきの点があれば、お問合せフォームよりご連絡ください。

(1)総会・表彰式

2024年9月12日(木)午後開催予定

(2)特別講演

2024年9月12日(木)「感性工学の「夏への扉」;感性工学の研究分野・部会の紹介」部会代表者

2024年9月13日(金)「「からだ」の自在化から「こころ」の自在化へ」稲見昌彦氏(東京大学)

2024年9月14日(土)「最良および最悪の意思決定と行動意思決定論」 竹村和久氏(早稲田大学)

(3)情報交換会

2024年9月12日(木)18時30分からキリンシティ船堀にて実施予定

(4)一般セッション

口頭発表

感性工学を注目されている内容をセッションをして企画します。
ご自分ご研究について、発表したい分野へ応募し、ご発表いただけます。
今大会では、下記のセッション分野で研究発表を募集します。
  1. 生活環境(衣食住等)等に関する分野・・・ 衣食住など生活に関わる環境やモノづくりに関する研究(食品・食生活と感性,衣料・衣生活と感性,生活空間・住環境と感性などの研究)
  2. 感性商品・デザイン・サービス等に関する分野・・・ 個別の商品に注目した企画・デザイン・サービス・マーケティングに関する研究
  3. 会社経営・ビジネスと感性に関する分野・・・なんらかのモノ・サービスの設計・生産・販売をより合理的に推進する意図的な働きかけ(ひろい意味でのマネジメント問題)を扱った調査・研究。例:職場のリーダーシップや部下のモチベーション、顧客感性訴求、商品設計の成功失敗、事業計画策定、市場予測、経営判断など、人間の感性が絡む経営問題。事例や経験含む。なお、ナイトセッション「ひらめき」を参照のこと。
  4. 感性認知科学・心理学・感性神経科学・生理心理学等に関する分野・・・ 人の心理・生理を科学し、感性に係る人の機能や仕組みなどを解明することに関する感性科学に関する研究
  5. 感性インタラクション、UX、DX、HMI、AI、マルチメディアなどに関する分野・・・ 感性に基づくコミュニケーション支援技術の開発や活用など感性情報学に関する研究
  6. 感性設計学(設計論・モデリング・数理・情報・AI・ソフトコンピューティング・生成モデル・ロボティクス等) ・・・感性価値を創出するための設計論。感性のモデル化のための数理、計算論、AI技術。感性を考慮した人工物(モノ・サービス)の設計開発、たとえば感性ロボティクス。感性価値の創出における設計事例。
  7. 感性に係る計測・評価技術とその活用に関する分野・・・ 感性に関わる新しい計測方法や評価方法からモノゴトづくり(製品商品設計開発)につなげる研究。さらに、感性計測評価技術を個々の健康に係わるヘルスケア、QOL、医療、リハビリテーション、製品商品(自動車、化粧品、アパレルなど)評価などに活用する研究
  8. 感性リベラルアーツ(感性教育・感性社会学・哲学・合意形成など感性を育む)に関する分野 ・・・感性の形成を支援する教育や対話能力の支援、応用、人間の感性に係る哲学的研究
  9. かわいい・美しいなどの感情・情動とその活用に関する分野・・・ かわいい、しなやか、美しいなどの人の感情を科学し、モノづくりなどに活用する研究
  10. ウェルビーイングに関する分野・・・ 個人や社会がよい状態とするための社会的、経済的、環境的だけでなく感性工学的に要素について検討する研究
  11. 新分野・その他・・・ 掲記のどの分野にも当てはまりにくい課題、ないしは新分野と思われる研究

口頭発表(企画)

オーガナイザーが本大会で企画したセッションです。
どなたでも応募してご発表いただけます。
  1. ウェルビーイングと感性 ※一般セッション(口頭)10の分野で実施されます。
  2. 感性商品とGX(グリーントランスフォーメーション)
  3. 感性インタラクションデザイン ※一般セッション(口頭)5,6の分野で実施されます
  4. かわいい人工物研究部会企画セッション ※一般セッション(口頭)9の分野で実施されます
  5. 美と健康 ※一般セッション(口頭)7の分野で実施されます

 

ポスター発表

ポスターを掲示して、来場者とやりとりしながら研究発表ができるセッションです。

(5)新・企画セッション

部会や研究会が主催し、講演会やパネルディスカッション、ワークショップ
などを実施するセッションです。
一般の方は、こちらのセッションに応募して、発表することはできません。
オーガナイザーから発表依頼があった方のみが選択し、発表登録できます。
  1. 感性とサーキュラーエコノミー(Naganoの試み)
  2. モノ・コトの本質を探る
  3. デザインと感性
  4. 若手研究者「而立の会」企画セッション
  5. 感性脳機能部会企画シンポジウム
  6. 感性モデリング

(6)査読セッション

査読審査を受けている論文の研究発表です。

早期に業績を確保したい発表者向けのセッションです。大会主催者と学会編集委員会が協力して、こうした発表者のご要望に沿おうとするものです。査読セッションの投稿受付開始日以降から締切日の間に投稿のあった原著論文について、受付受理の可否を判断したあと、随時、査読を開始し、2024年6月3日までの可能な範囲で、なるべく早期に査読を終了し、採録の可否を投稿者に開示します。採録またはそれに準ずる論文は、本大会査読セッションで口頭発表していただきます。むろん、通常の投稿に比べて費用もかかりますし、平時と同じ査読を行いますので、投稿にあたっては、その内容につき、自ら点検を十分にお願いいたします。採録が決まった段階で本学会の論文誌「⽇本感性⼯学会論⽂誌」、あるいは「International Journal of Affective Engineering」に掲載を予定し、速やかにJ-Stage公開のための手続きを取るとともに、投稿者の要請に従って、採録通知を発行します。

1. 投稿締切

2024年4月8日(月)23:59
→締め切りました

2. 投稿資格

著者または共著者に会員1名が含まれていることを条件とします。査読セッション申込時点で入会申し込み中でも構いませんが、入会金の他に年会費1か年分をお支払いいただきます。

3. 論文の執筆要領と投稿方法(和文と英文で執筆要領等が異なります)

(1)和文で投稿される方
原稿はWordまたはPDFとし、A4版で4枚以上10枚までとします。
投稿規定、執筆要領、原稿フォーマットは「各種フォーマット等ダウンロード」より取得してください。
・オンライン投稿システムEditorial Managerより原稿を提出してください。
・論文種別画面は、“論文”を選択してください。
・セクション/カテゴリ画面では、“査読セッション”を選択してください。
・コメント画面に、査読セッション費用の請求名義、送付先をご記入ください。
・投稿が完了すると、 [TJSKE] 初回投稿完了のお知らせ、の件名でメールが届きます。メールが確認できない場合は、確認待ちの状態である可能性がありますのでシステムをご確認ください。

(2)英文で投稿される方
原稿はWordまたはPDFとし、A4版で4枚以上10枚までとします。
投稿規定、執筆要領、原稿フォーマットはIJAEの専用サイトをよくご確認ください。
・オンライン投稿システムEditorial Managerより原稿を提出してください。
・論文種別画面は、“Original Article”を選択してください。
・コメント画面に、必ず「JSKE26」と入力してください。(一般投稿と区別するため)
・コメント画面に、査読セッション費用の請求名義、送付先をご記入ください。
・投稿が完了すると、[IJAE] Submission Confirmation for 論文タイトル、の件名でメールが届きます。メールが確認できない場合は、確認待ちの状態である可能性がありますのでシステムをご確認ください。

4. 論文査読

通常の投稿論文と同様の査読を行います。1論文につき担当編集委員1名を指名し、編集委員は2名の査読者に査読を依頼します。

5. 審査結果1回目

随時。最終2024年6月3日(月)23:59
審査報告が遅延した場合は、個別にご連絡を差し上げます。

6. 修正投稿1回目

随時。最終2024年7月3日(水)23:59

7. 演題登録

個別にご案内いたします。指定の期日までに必ず登録してください。

8. 大会での発表

(1)2024年6月3日時点で審査結果が、a)採録の場合は査読セッションで発表していただきます。大会予稿集の査読セッションに掲載されます。

(2)2024年6月3日時点で審査結果が、b)条件付き採録(軽微な修正等)、c)修正後再査読(時間を要する修正等)の状況にある論文は、査読セッションで発表していただきます。これには査読者や編集委員とのコミュニケーションを促す効果が期待されます。大会予稿集の査読セッションに掲載されます。なお、1回目の査読後も審査は継続されますので、大会までに不採録判定となる場合もあります。その場合も査読セッションで発表していただきます。

(3)2024年6月3日時点で審査結果が、d)不採録(かなりの時間を要するものを含む)の場合は、一般セッションへの登録と同じ扱いをします。すなわち、大会予稿集の一般セッションに掲載されます。大会の一般セッションで発表していただきます。

(4)(1)と(2)の場合は、7月3日時点でEditorial Managerにご提出いただいている原稿を大会予稿集(オンライン)として収録いたします。原稿の登録は事務局で行います。(3)の場合は、原稿の登録はご自身でお願いいたします。なお、英文につきましては大会用のフォーマットに変更した原稿をご登録ください。いずれの場合も、大会予稿集が発行された時点(大会開催日)で原稿は公知となります。

(5)やむを得ず発表を辞退される方は、大会発表登録期間終了時までに下記へご連絡をお願いいたします。
この場合、大会予稿集へは掲載されません。なお辞退の場合は(採録が決定している場合でも)編集委員の了解が必要です。
和文: editor_j(at)jske.org / 英文: editor_e(at)jske.org  ※[at] を@に変えてお送りください。

(6)発表の無断欠席は、大会後に「査読セッション論文」を一旦取下げといたします。あらためて一般論文として投稿してください。査読セッション査読料30,000円の他、和文は新たに投稿料11,000円が必要です。

9. 費用

以下の費用が発生します。

  • 査読料30,000円、査読セッション発表費10,000円、大会参加費、掲載料(採録論文)。査読料と査読セッション発表費の請求書・納品書・見積書は暫定プログラム公開時ごろまでにお送りいたします。
  • 不採録の場合でも、費用が発生した分についてご負担いただきます。なお、1回目の審査結果で「不採録」の場合は、一般セッションでご発表いただくことができるため、査読セッション発表費10,000円は発生しません。
  • 採録論文は掲載料が必要です。J-STAGE本公開後に事務局から請求書・納品書・見積書をお送りいたします。予算執行等の都合上、本公開前にご入用の方は、事務局までご連絡をお願いいたします。その場合、ページ番号を記載することはできませんのでご了承ください。

10. 論文誌への掲載

和文の採録論文は、「日本感性工学会論文誌 (大会特集号)」J-STAGEにて公開されます。
英文の採録論文は、「International Journal of Affective Engineering」に随時掲載されます。

★執筆にご配慮いただきたい事項

1: 著者所属
(1)著者の所属は、大学名、団体名のみとします。
(2)つぎに示す情報はタイトル下の所属に含めず、必要があれば、論文採択後に提出する完成版の際に、”著者紹介”を利用していただきます。
学部・学科・部署もしくは研究科・専攻・講座の名称、教員または学生の区別、論文執筆時以外の所属、著者の肩書きなど。
(3)J-Stage規定との整合性を確保するため、所属は投稿者ひとりにつき一か所を原則としますが、必要があれば一か所の追加を認めます。
以上の趣旨と異なる場合は、編集委員会裁量で、所要の形式に修正いたしますたしますことを、あらかじめご了解いただき、投稿されたものとみなします。

2: 図表
本文中に記された図表番号と、挿入した図表の番号を整合させてください。

3: 参考文献
参考文献の記載方法は執筆要領を参照してください。

★審査の補足

審査結果は、a)採録、b)条件付き採録(軽微な修正等)、c)修正後再査読(時間を要する修正等)、d)不採録(かなりの時間を要するものを含む)とします。b、c)の場合は、審査結果を受け取ってから原則30日以内に修正投稿を行ってください。2024年12月31日までに採録の判定に至らなかった場合は、通常号への掲載に向けて査読を継続します。

★費用補足

  1. 投稿料11,000円は不要です。
  2. 別刷り印刷は行っておりません。
  3. 「適当な査読者が見当たらない場合」が理由となって査読に入らない場合は、諸費用は発生しません。

問い合わせ先

日本感性工学会 論文審査編集委員会
editor(at)jske.org ※[at] を@に変えてお送りください。

(7)ナイトセッション

日本感性工学会 大会 ナイトセッションの趣旨

ナイトセッションで扱うべきテーマは、JSKEの表の舞台、すなわち年次大会と春季大会の正規の発表、では扱いにくい、敬遠されがちな、しかしながら、あるいは化けるかもしれないテーマを扱います。たとえば、①学術的な要件を欠くとしても(ただし何をもって学術とするかは議論を要しますが)、アイデアとして評価に値するであろう内容、②実務的体験を踏まえた「わがもの造り・かが製品開発」の記録、③特許・商標・意匠・新案実用・著作(当然プログラムが含まれる)・著作隣接・種苗などの権利取得と事業展開、④他学会分野への浸食ないしは境界に属し驚きを伴うかもしれない内容、⑤わが研究結果の実業界への周知・・・などなどであります。きっかけを作る意味で3つの区分(❶❷❸)を設けます。

【1】ナイトセッションの概要

区分(セクション) ワークショップテーマ(仮) 発表者 主務者 予定日
ナイトセッションガイド ASA
❶人間の感性と「ひらめき問題」

1就活スタイルと感性

2法人の感性と事業

一部確定

検討中

古川

大谷

13夜

12夕?

❷「感性に係る計測・評価の標準化」 3 標準化にむけて必要な作業 一部確定 上條

14夜

 

❸これらに属さない任意のテーマ

4 安心感・不安感のモデリング

5 学び続ける時代の感性教育

検討中

検討中

庄司

佐々木

14夜

11夜

❸同 6 その他 募集中

 

❶人間の感性と「ひらめき問題」、ここでは自然人だけでなく法人も含みますので、従前の個人の感性価値などの範囲に加え、会社・団体による事業の推進や会社経営にかかわる問題も扱います。主催側の狙いは別稿(クリック)をご参照ください。

❷ものづくりへの感性工学の普及を兼ねて「感性に係る計測・評価の標準化」であります。本学会の会員が公正妥当と認める感性に係る計測および評価の概念や手順の確立を目指します。

以上の2つはASA固有の研究テーマとして、数回連続し実施する特集であります。これまでもその含みで試行もいたしました。さらに、

❸これらに属さないテーマも取り上げます。ここでは枠を設けません。❶❷以外の任意のテーマを扱います。

【2】ナイトセッションでエントリー方法

大会ページから、所要の入力により申し込みを受けます。プログラムの扱いは、ASAにご一任いただきます。

1:ワークショップテーマの設定をご希望の場合

会員・非会員を問わず、大会参加費をご負担いただいた方に限ります。Google Formの「ワークショップテーマ申請」から、お申し込みください。

ワークショップは申し込み者を主務者とし、主務者が単独で進めてもよいし、また、発表者をあらかじめ複数用意して実施することも可能です。その場合の発表者は大会参加費をご負担いただいた方に限ります。

また、招待者・司会者を登壇させることはできますが、発表者の数を超えて登壇する場合は参加費をご負担いただきます。開催当日ご請求申し上げます。

プログラムは所定の日までに確定し、あらかじめASAに届け出をいただき、公開しなければなりません。

実施方法は現地開催(聴衆を集め登壇)する「オンサイト」方式とします。例外的に「Web開催」を併用する「Paralle」方式を認めます。

2:聴講をご希望の場合

どなたでも聴講可能です。Google Formの「聴講申請」から、お申し込みください。

3:プログラムの決定

(一財)感性科学協会(ASA)の裁量でプログラムを編成いたしますので、お申し込み後のお取り計らいにつきましてはご一任いただきます。

【3】ナイトセッションのご留意事項

1:ナイトセッションのプログラムはconfit(大会プログラム作成支援ソフト)の外で行います。

2:告知は日本感性工学会ホームページで行います。

開催内容をお知らせいただければ、JSKEの大会HPに開催内容を掲載します。大会ホームーページ(Confit)には、掲載されません。ご連絡いただきたい事項は、(1)セッション名、(2)開催内容、(3)事前申込先などです。

※セキュリティ対策上、会議用URLはHP上に掲載いたしません。

3:実施前日までプログラムの変更がありえます。

4:ナイトセッションの実施概要が決まり次第、全会員宛てに、ご参加のお誘いのメールを配信いたします。

5:最終プログラムは全会員宛てにメールでも配信する予定です。

6:基本的にOn Siteでの実施になりますが、Webで会場外との交信も可能です。Paralle(On Site+Web)をご希望の場合、必要な機材や事前準備、すべての操作は、参加者側でご用意・ご負担いただきます。ASAとしては会場の提供にとどまり、通信技術的支援は一切できません。必要な機材をお持ち込みいただくほか、Webに精通した操作者を技術責任者としてご登録いただきます。操作者はあらかじめ会場にお越になり、通信上のチェック・テストを十分に行うこととなどを条件とします。また、これにかかる費用は、ワークショップは申し込み者である主務者のご負担といたします。

7:ナイトセッションにおける実行委員会が用意できる会場設備は以下の通りです。

(1) プロジェクタ、(2) インターネット回線(有線)、(3) マイク(ワイヤレス2台)、(4) レーザーポインタ、         (5) タイマー

ハイブリッドで開催をご希望の場合には、各自でオンライン会議用機材などをご用意ください。機材の一例は以下の通りです。

(1) パソコン、(2)  オンライン会議用システムおよび会議設定(Zoom、Teamsなど)、(3) オンライン会議用(カメラ、マイク、スピーカー)、※   プロジェクタとパソコンとはHDMIで接続しますので、プロジェクタのスピーカーからオンラインで参加されている方の音声は流れます。

8:原則として、発表半年後を目途に公開する「講演論文集」に寄稿していただきます(J-Stageにて公開)。「講演論文集」は無審査論文の扱いですが、著者の裁量で、いわゆるdiscussion paper(research paper、position paperなど原著論文前段階の業績)のように位置付けても良いと考えます。

9:ご希望により、査読(有料)を経て、査読済み原著論文(有料)の手配をいたします。

10:応募いただいたテーマ内容が本大会の正規の発表にふさわしいと判断したものは、そのように回答させていただき、ナイトセッションから正規の発表のほうに移すことがあります。

―以上―

 

(8)企業展示

企業の製品展示から、産業における感性工学の展開を議論するセッションです。